Windowsのターミナル・SSHクライアント比較:Windows Terminal / RLogin / PuTTY / Tera Term

Windowsでは複数のターミナル/SSHクライアントが選べます。この記事では主要な4つ(Windows Terminal、RLogin、PuTTY、Tera Term)を比較し、用途別のおすすめをまとめます。


比較表

最初に全体の特徴をざっと押さえましょう。

ツール得意領域特徴向いている人ひとこと
Windows TerminalモダンUI、タブ・分割、WSL/PowerShell/SSH統合JSON設定、カスタムテーマ、シェル混載が容易複数シェルを一括管理したい人デフォルトターミナルにも設定可
RLoginSSH/Telnet/RDP/Serial、軽量、設定豊富セッション管理・キー送出・レイアウト保存多数のサーバーを頻繁に切替える運用日本語UIで細かく調整したい
PuTTY単体実行型、軽量、持ち運び可ポータブル、最低限のSSH機能追加インストールなしで簡易接続したい設定保存はレジストリ
Tera Termシリアル/マクロ、長年の定番マクロで自動化、シリアルも強いシリアルとSSHを両立したい旧来UIだが安定

各ツールの要点

個別の強みと注意点を簡潔に整理していきます。

Windows Terminal

  • 長所: タブ/ペイン分割、カスタムテーマ、WSL・PowerShell・SSHを一括管理。デフォルトターミナルに指定可能。
  • 注意: 詳細設定は JSON 編集が多い。純粋なSSHクライアント機能は最低限(ssh.exeに依存)。
  • こんな人に: WSLやPowerShellとSSHを1つのUIでまとめたい開発者。

RLogin

  • 長所: セッション管理、マクロ風のキー送出、レイアウト保存が強力。SSH/Telnet/Serial/RDPに対応。日本語UI。
  • 注意: 設定項目が多く、バックアップ方法を決めておく(レジストリ/エクスポート)。
  • こんな人に: サーバー数が多く頻繁に行き来する運用管理者。

PuTTY

  • 長所: 単体で軽量、ポータブル版もありインストール不要。最低限のSSH機能に絞られシンプル。
  • 注意: 設定はレジストリ保存。複数設定を持ち運ぶ場合はバックアップ手順が必要。
  • こんな人に: インストール権限がない環境や、一時的な接続用に軽く使いたい人。

Tera Term

  • 長所: シリアル接続やマクロが充実。SSHとシリアルを一つで賄える。歴史が長く情報が豊富。
  • 注意: UIは古めで設定が散らばりがち。SSH鍵はPuTTY形式が中心。
  • こんな人に: ネットワーク機器設定やシリアル接続をよく使うエンジニア。

用途別のおすすめ

目的別に選ぶと迷いにくくなります。

  • 「複数シェルをまとめたい」→ Windows Terminal
  • 「サーバーを大量に切替え、UIで細かく調整したい」→ RLogin
  • 「インストールなしで軽く使いたい」→ PuTTY
  • 「シリアルもSSHもマクロでさばきたい」→ Tera Term

設定・持ち運びのポイント

バックアップや同期の方法を先に決めておきましょう。

  • Windows Terminal: settings.json のバックアップと同期(OneDrive/Repoなど)。
  • RLogin: レジストリorエクスポート機能でバックアップ。鍵/ログ保存先/フォントは手動で揃える。
  • PuTTY: レジストリ保存。putty.reg をエクスポート、鍵は別途配布。
  • Tera Term: 設定ファイルとマクロ・鍵をまとめてバックアップ。

代替・関連ツール

主要4つ以外で検討する場合の候補です。

  • MobaXterm: X11フォワーディングやSFTP内蔵。重めだがオールインワン。
  • VS Code Remote SSH: エディタ統合で開発に便利。純ターミナル用途なら過剰だと思います。

まとめ

  • モダンな統合: Windows Terminal
  • 多数サーバー&日本語UI: RLogin
  • 軽量/ポータブル: PuTTY
  • シリアル+マクロ: Tera Term
    目的と環境に合わせて選び、PCの移行などで必要になるシーンも多いので設定バックアップの方法を最初に決めておくと運用が安定するかと思います。

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