RLoginの設定を別PCへ移行・共有する
RLoginを使用していて、別PCに設定を移行したいとなった時にレジストリでの移行を行うための手順を調べたので記載しようと思います。
レジストリ以外のエクスポート方法(サーバーエントリファイルやプライベートプロファイル)については、『RLogin設定のエクスポート方法まとめ』も参考にしてください。
PCを買い替えた際、RLoginの設定を移したいなーと調べると、INIファイルで共有しよう!みたいなエントリをよく見かけます。
設定が10個程度ならまだいいですが、20,30と数が増えるとINIファイルの破損リスクはとても許容できません。(バックアップを取っていたとしても)
本記事でわかること
- レジストリを使った RLogin 設定のエクスポート/インポート手順
- INI・サーバーエントリファイル・プライベートプロファイルとの違いと使い分け
- 移行後に手動で揃える項目(ログ出力先・秘密鍵配置・フォント)
- 保存パスワードと鍵の管理方法ごとの確認事項
なのでRLoginの「レジストリをファイルに保存」機能を使って設定を移行・共有していきたいと思います。
移行前に確認すること
- 移行元・移行先のRLoginのバージョンを記録します。特にINIは2.31.1で下位バージョンとの互換性が変わっています。
- レジストリ保存かRLogin.ini保存かを確認します。通常のレジストリ保存先は
HKEY_CURRENT_USER\Software\Culti\RLoginです。 - 起動時の作業フォルダやRLogin.exeのあるフォルダにRLogin.iniがある場合、または起動オプションで/profileを指定している場合は、そのファイル保存を確認します。INI利用中に.regだけを保存しても、現在使用中の設定のバックアップとは混同しないでください。
- 移行先にも接続設定がある場合は、取り込み前にバックアップします。元PCの設定と元ファイルは、移行先で接続確認が終わるまで残します。
- 移行先のRLoginを終了してから、自分が使用するWindowsユーザーで取り込みます。バックアップは認証情報を含む可能性があるため、公開フォルダには置きません。
RLoginの設定をレジストリに保存
RLoginには、レジストリに保存されている情報をファイル(regファイル)に保存してくれる機能があります。
この機能を使って設定をエクスポートします。

エクスポートすると、「RLogin-yyMMdd.reg」といったレジストリファイルが生成されます。
このファイルを任意の場所に保存し、RLoginの設定を移したいPCへファイルをコピーしましょう。
※中身をテキストエディタで見るとわかりますが、中身はRLoginのレジストリとなっています。
RLoginのレジストリファイルを読み込む
保存したレジストリファイルを読み込みます。
「RLogin-yyMMdd.reg」ファイルを新たに設定したいPCで実行します。
実行が完了したら、RLoginを起動してみてください。
設定がインポートされているのが確認できると思います。
保存パスワードが移行先で利用できるかは、設定の取り込みとは分けて確認します。公式にはパスワードを保存する説明があり、「認証情報はファイルに含まれない」とは断定できません。利用できない場合は再入力してください。
設定を移行元と移行先で合わせる
レジストリで移行すると、ほとんどの設定を移行できるのですが、一部設定だけは移行先で作業する必要があります。(これはINIファイルでも同じです)
ログファイルの出力先を設定する
ログファイルを出力する設定になっている場合、ディレクトリを同じように作成しておく必要があります。
保存しない場合作業の必要はありません。
鍵の置き場所、鍵を配置する
外部ファイルで鍵を管理している場合は、「SSH認証鍵」で指定した秘密鍵を移行先へ安全にコピーします。Windowsのユーザー名や保存場所が違う場合は、移行先のパスを指定し直します。
RLogin内部の「認証キーの設定」で管理する鍵は、レジストリやプライベートプロファイルに保存されます。外部ファイルとは区別し、移行後の認証キー一覧と対象エントリーで使用する鍵を確認してください。
フォントをインストールする
フォントをカスタマイズしている場合、必要に応じてフォントをインストールしておく必要があります。
FAQ/注意
Q: レジストリ移行で持って行けないものは?
A: 外部の鍵ファイルやフォント本体は別途用意します。保存パスワードの利用可否と、RLogin内部管理の鍵はそれぞれ確認してください。
Q: INIよりレジストリを選ぶ理由は?
A: 公式ではINIの同時変更やコピー時の破損リスクに注意が示されています。レジストリ保存中の設定を復元できる形で残すなら.regを使い、INIへの切り替えと区別します。
Q: reg の取り込みで失敗する場合は?
A: エラーメッセージ、操作中のWindowsユーザー、組織の利用ポリシーを確認します。別の管理者アカウントで取り込むと対象ユーザーが変わる場合があるため、権限昇格だけで解決しようとせず管理担当者に確認してください。
Q: 移行後に最低限確認することは?
A: ログ出力先が存在するか、鍵が配置されているか、フォントがインストール済みかを確認。
移行後に困ったときの確認順
- 接続設定が表示されない:取り込んだWindowsユーザーと、起動しているRLoginの保存先を確認します。レジストリを取り込んでも、別のRLogin.iniを参照していないかを確認してください。
- 鍵が見つからない:外部ファイルの場合はパスと読み取り権限、内部管理の場合は認証キー一覧を確認します。秘密鍵を別の鍵で上書きせず、元PCの設定と見比べます。
- 認証に失敗する:接続先、ポート、ユーザー名、使用する鍵を確認し、求められたパスワードまたは鍵のパスフレーズを入力します。サーバー側の設定を変更する前に、移行元で接続できるか切り分けます。
- ログを書き込めない:保存先フォルダの存在と書き込み権限を確認します。古いユーザー名を含むパスなら移行先に合わせます。
- 文字の見た目が違う:指定フォントがインストールされているかを確認します。文字化けの場合は、フォントだけでなく接続先とRLoginの文字コード設定も照合します。
移行完了のチェックリスト
- 必要な接続先が一覧にそろい、接続先・ユーザー名が正しい。
- まず1件で接続と認証を確認できた。ホスト鍵の警告が出た場合は、管理者などの信頼できる経路で照合してから進む。
- ログを使う接続では保存先にログが作られ、文字表示も確認できた。
- RLoginを終了して再起動しても設定が残る。問題がなければ残りの接続先を確認する。
- バックアップは安全な場所に保管し、設定ファイルを他人に渡す前に認証情報の有無を確認する。
まとめ
・移行元で、RLoginの機能でレジストリをファイルに保存する
・移行先で、保存したレジストリファイルを読み込む
・保存パスワードの利用可否を確認し、必要なら再入力する
・ログの出力先や、鍵の置き場所、フォントなどを合わせる必要がある
なお、レジストリ移行以外の方法やエクスポート手順の比較は別記事『RLogin設定のエクスポート方法まとめ:レジストリ・サーバーエントリファイル・プライベートプロファイル』で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
いかがでしょうか?
INIファイルと違って、設定を常に最新に共有できるわけではないですが、読み込み速度や安定性で僕はレジストリ保存が好きです。
INIファイルもUSBなどで持ち運びができたり、クラウドストレージで他PCと共有できるという点では、取り回しし易くていいと思います。
RLoginは、マニュアルを見ると大体解決すると思うので、参照してみるのもいいかと思います。
https://kmiya-culti.github.io/RLogin/
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参考資料
公式資料確認日:2026年9月25日。掲載画像は既存記事の撮影時のものです。今回の追記は公式資料に基づき、別PCへの移行実機テストは行っていません。
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