KDiff3は0.9.98以上のバージョンが現在も開発されている
マージツールというと、WinMergeやMeld、Kompare、DFなどなどあると思います。
その中で、KDiff3を今回取り上げたのは、僕が使っているから。というのもありますが、KDiff3は現在も開発が続いていることが分かったからです。
というのも、KDiff3はGoogleなどで検索すると「KDiff3 – Homepage」が検索の最上部辺りにヒットします。
このまま何も考えずにダウンロードしようとすると、KDiff3の更新は0.9.98で止まっているように見えますが、実はよくよく探すと現在でも開発は続いています。
現在のKDiff3開発はどこで?
現在のKDiff3の開発はSourceForgeから、KDE Inventに移行しています。
検索上では未だにKDiff3の旧ホームページがヒットしてしまうためKDE Inventに気づかない人もいるのかもしれません。
KDiffのReadmeをみると、0.9.98以前のバージョンに関してはサポートされない旨が書いてあります。
古いバージョンが使いたい場合は、SourceForgeがアーカイブとして残されているのでそちらからダウンロードして使用します。
新しいKDiff3からはUIにも変更が入っており設定ウィンドウなどもグラフィカルになっています。
最新版のダウンロード
開発はKDE Inventで続けられていますが、ダウンロードは以下から行えます。
https://download.kde.org/stable/kdiff3/
Windows、MacOS、Linuxと複数のプラットフォームで使えるインストーラが用意されています。
クロスプラットフォームで使用できるDiffツールとしてはかなりおすすめです。
3-way mergeもできますし。
おすすめ設定
KDiff3をインストールしたらまず行う設定をご紹介。
Regional SettingsのFile EncodingをUTF-8に設定変更
これは、開発しているファイルエンコーディングに合わせればいいと思います。
僕の場合、UTF-8のソースファイルで差分をとることが多いのでデフォルトUTF-8として設定しています。
※差分表示後にファイルエンコーディングを変更することもできます。
おすすめ設定、複数書けることがあるかと思いましたが、これくらいしかありませんでした。
デフォルトのまま十分使えるというのも大切なので、これはこれでいいのではないかと自分的には満足です。
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