個人利用でESXi移行先、Nutanix AHVはどうなのか?

ESXiがBroadcom社によるVMware社で永久ライセンスの販売終了で一般企業は続々と移行先を検討して移行を進めているはず。

個人で評価版利用だけど、便乗してみんなが移行した先の情報をみてどこが良さそうなのか調べてみよう。

KVM, Hyper-V, Proxmox VE, Nutanix AHVといろいろある模様。
中でもNutanix AHVを担ぎ始めた企業が複数社あったので、ちょっと調べてみた。


まず最初にNutanix AHVの結論

個人利用できません!

正確には、フリーメール(yahoo.co.jp, gmail.comのようなメールドメイン)での登録が行えないため、コミュニティエディションの取得はできないです。
考えてみれば、ビジネスに発展しなそうな個人に使わせる意味ないのでまあ、当たり前かもしれません。

ご自身でドメインを取得していてメールサーバーないし、メールサービスを使っていればそちらで登録は可能だと思われます。

ここをクリアできる方はNutanix AHVを入れられますので続きをどうぞ。

Nutanix Community Edition

Nutanix Community Editionが存在していて、以下のURLからダウンロードに進める。

https://www.nutanix.com/jp/products/community-edition

対応ゲストOS

様々なオペレーティングシステムに対応していて、以下から確認可能。
https://portal.nutanix.com/page/documents/compatibility-interoperability-matrix/guestos

Windows, Windows Serverや、LinuxだとRed Hat Enterprise, Oracle Linux, AlmaLinux, Ubuntu, Debianなどの仮想マシンを構築できる模様。

構築

調べると割と情報沢山出てくるが、3台のクラスター推奨とあったが、シングル構成も可能なようで個人利用的にも問題なさそう。ただし、メモリ要件が高いのでここが問題となる場合、他を使ったほうが良さそう。

■システム要件

CPU4コア4コア中2コアはCVMで使用される
Memory32GBCVMが20GBデフォルトで使用するため、実質32GB以上必要そう
Disk(boot)32GB
Disk(CVM)200GB
Disk(Data)200GB

デフォルトでCVMがメモリを食うというレビューがあったが、メモリ使用量の調整も可能な模様。
ただ、CVMのメモリサイズをケチるとパフォーマンスに直結するとのことなので、個人利用のマシンでは、32GB以上ないと厳しいかもしれない。(32GB未満で、常時起動させないような利用方法でWindowsならHyper-Vでもいいと思う)

まとめ

CVMで使うリソースが多めなので、ここをクリアできる場合はかなりアリな選択肢だと思います。
個人利用だと、人によっては32GBくらいしか積んでない場合もあると思うのでその場合は、別製品のほうが幸せになれるかもしれません。