Docker Desktop 4.92.0:WSL連携の既知の問題と更新前の確認点
- 公開:2026.09.28
- 更新:2026.09.28
- 開発
2026年9月21日公開のDocker Desktop 4.92.0には、セキュリティ修正とネットワーク・ストレージ関連の修正が含まれます。WSL連携には既知の問題もあるため、マウント設定を確認してから更新を判断してください。
セキュリティと公開ポートの修正
- 何が変わったか:containerdが2.3.5へ更新され、CVE-2026-53495に対応しました。また、ホスト側ポートが一時的に使用中だった場合、その後もコンテナの公開ポートに接続できなくなる問題を修正しました。
- 影響:該当するcontainerdの脆弱性への対処と、公開ポートの利用時の安定性改善が含まれます。Docker Desktop内のKubernetesが初期化に失敗した際は、起動中表示を続ける代わりにエラーを表示するようになりました。
- 確認すべきこと:検証端末でポート公開、コンテナの再起動、内蔵Kubernetesの起動・失敗時の表示を確認してください。Docker Engineを単体で利用している場合は、Docker Engineのリリースノートで更新内容を確認してください。
WSLの自動マウント設定を確認する
- 何が変わったか:4.92.0では、WSLの
wsl.confで[automount]のrootを/にしている場合などに、WSL連携がタイムアウトする既知の問題があります。/mnt/wslgなど、/mnt配下のドライブ以外のパスをコンテナへバインドマウントした後も発生条件に含まれます。 - 影響:WSL連携が起動せず、コンテナを利用できなくなる場合があります。
- 確認すべきこと:更新前に
wsl.confとComposeなどのマウント元を点検してください。公式回避策は4.91.0へのダウングレード、またはroot設定を取り除いてwsl --shutdownを実行する方法です。パス変更に依存する処理と、WSL停止で中断する作業を確認してから実施します。ダウングレードでは4.92.0の修正も失う点を考慮してください。
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Author:KMMR 投稿一覧
いわゆるシステムエンジニアです。
開発業務より、最近はインフラ系メインで業務にいそしんでいます。
情シスも兼任。なんでもやってました。